SmokeLoaderとは?
SmokeLoaderは、2011年にサイバー犯罪フォーラムで初めて広告された、マルウェアダウンローダーの一種です。主な目的は、二次的なペイロードを実行することですが、データの盗難、分散型サービス拒否(DDoS)攻撃、暗号通貨のマイニングなど、機能を拡張するモジュールをダウンロードする能力も持っています。
* マルウェアダウンローダー:コンピューターウィルスの一種で、他のマルウェアをダウンロードして実行する役割を果たします。
* 二次的なペイロード:マルウェアが最初に実行された後に、さらに別の悪意あるコードやプログラムを実行すること。
SmokeLoaderの特徴と攻撃手法
SmokeLoaderは、高度な回避技術とモジュラー設計で知られており、幅広い攻撃を実行できます。分析環境の検出、偽のネットワークトラフィックの生成、コードの不明瞭化など、多様な手法で検知を回避します。
* モジュラー設計:ソフトウェア開発手法の一つ。プログラムを独立したモジュールに分割し、必要に応じて追加や変更が容易な構造です。
* 回避技術(Evasion Techniques):マルウェアが検知を避けるために使用する手法の総称。コードの不明瞭化、偽のトラフィック生成などが含まれます。
最新の攻撃キャンペーンと対策
最近の攻撃は、古いセキュリティ脆弱性(CVE-2017-0199, CVE-2017-11882)を利用したMicrosoft Excel添付ファイルによるフィッシングメールから始まります。このメールが開かれると、Ande Loaderが実行され、さらにSmokeLoaderを展開します。 SmokeLoaderは、ブラウザやメールクライアントからのログイン情報、FTP資格情報、Cookieなどを盗むプラグインをサポートしています。
* フィッシング(Phishing):個人情報を詐取するために、偽のメールやサイトを用いた社会工学的攻撃手法。
* CVE(Common Vulnerabilities and Exposures):一般的な脆弱性および公開漏洞の一覧。特定の識別番号が与えられた既知のセキュリティ脆弱性を表します。
結論と警告
SmokeLoaderは、その柔軟性と高度な回避技術で、依然として重大な脅威です。ユーザーは、古いソフトウェアの更新、不明なメールの開封を避ける、最新のセキュリティツールの使用など、基本的なサイバーセキュリティ対策を講じることが重要です。また、 SmokeLoaderのような既知のマルウェアでも、新しい手法で攻撃される可能性があるため、常に警戒する必要があります。